TiFRONT-APをブリッジモードに変更する方法
Post Date : 2023.08.01
Category : ナレッジベース
動作モード:出荷時はルータMode で出荷されております。
ネットワーク動作モード変更手順の流れとしては次の通りです:
(ブリッジモードが利用可能なのは、DHCP参照が有効なネットワークであることが条件)
- APをネットワークに接続する前に、APのLANポートにPCでアクセスし、ネットワーク動作モードを変更して適用
- (APは未だ使用せずに)有線ネットワーク経由でTiControllerにログインを行い、AP設定をブリッジモードに変更する
- APのWANポートにケーブルを接続して、ケーブルのもう1つの端をハブまたは上位ルータのLANポートに接続する
- 上記1番でWAN側のポートをスタティックIPに変更することが出来ます。ご注意いただきたいのは、1番でブリッジモードを有効化して適用した時点で再起動されますが、その後APのLANポートは独立したIPv4を利用できなくなります。WANポートにアクセス可能なHUBポート化します。
次の通り、手順を1つ1つ説明していきます。
APのWebUIにアクセスする
PCのIPv4アドレスを192.168.1.100/255.255.255.0などに設定をしてから、webブラウザでアクセスします。
ID:admin、パスワード:tifront 、でログインを行います。ver1.4.7からは、Captha画像のコードを読み取って、そのまま入力して下さい。
もし、IPを固定する場合はこの操作の前にWAN設定を固定IP設定にして空欄をすべて埋める必要があります。この画面ではブリッジ・モードを選択して適用すると、APは再起動します。
APがブリッジ・モードになり、再起動された後はAPのLANポート(デフォルトIPv4=192.168.1.254)にアクセス出来なくなりますのでご注意下さい。
TiController側の設定を確認または変更する
この時点ではまだAP経由でアクセスできませんので、PCを有線ネットワークに接続して、インターネットに出られることを確認して、TiControllerにログインを行って下さい。
ブリッジモードに設定されていることを確認して、必要があれば変更して下さい。固定IP設定が必要な場合は、ローカルWebUIの内容と同じ設定を入れなければなりません。
APのWANポートにケーブルを接続してネットワークに接続する
次に示すネットワークに接続することができます。
ルータまたはxDSLモデムの直下にUTMがあるネットワークへの接続例
TiFRONT-CSの空きポートか、または下位に接続されたハブへの接続でもOK
ルータにあるLANポートにAPを接続して下さい。
TiFRONT-APからTiControllerへの通信時に利用されるポート番号について:
TiControllerにうまく接続できない場合 (TiFRONT-CSを設置していない環境の場合)は、UTMのファイヤーウォールの設定でOUT方向に対し、次のポート番号が利用できるようにOPENにしておく必要があります。
ポート番号 | IN/OUTバウンド | データ内容 | プロトコル | 暗号化方式 |
---|---|---|---|---|
443 | OUT | ファームウェア更新、リモートCLI接続 | WebSocket Secure | TLS |
9000 | OUT | TiControllerとの連携等 | WebSocket over TLS | TLS |
9001 | OUT | 設定の適用 | WebSocket over TLS | TLS |
9002 | OUT | イベントの受信 | WebSocket over TLS | TLS |
TiFRONT-APの正常性の確認方法
APのステータスは、天面に1つだけあるLEDで確認できます。
紫色点灯
設定IPに障害が起こっている状態
消灯
電源オフ
赤色点灯
起動中
橙色点灯
WANポートリンクがリンクダウンしている状態
緑色点灯
正常に10/100/1000Mbpsリンクインターネットに接続している状態