TiFRONT-AP 出荷時設定について
Post Date : 2021.12.24
Category : ナレッジベース
動作モード:ルータ・モードで出荷しております。
ルータ・モードとは?:別名NATモード、つまりアドレス変換が有効なモードであるため、WiFiで接続するクライアントに与えるIPアドレスは、ローカル向け(デフォルト)の192.168.1.1~240のいずれかとなり、AP自身がルータ(192.168.1.254/24)として動作するモードのことです。AP自身のIPアドレスの実際は、DHCPで取得されたアドレスになっており、192.168.1.254はローカル向けのデフォルト・ゲートウェイとして動作します。
- インターネット接続のための一般的なxDSLモデム接続のブロードバンド・ルーターなどでは、DHCPサーバ機能が有効です。DHCPサーバが有効なネットワークにTiFRONT-APを設置する場合は、APのWANポートに接続したLANケーブルを、ルータのLANポートに接続して下さい。但し、それを行う前に必ずTiController側の設定を正しく保存しておくことが重要です。
- TiController側で設定を確認または変更する際に、LAN設定のDNSサーバの空欄に適切なDNSアドレスを入力する必要があります。下の画像では便宜上Google社のDNSである「8.8.8.8」および「8.8.4.4」が入力されておりますが、ISPのプロバイダの契約情報にあるDNSサーバを入力することが適しています。
弊社出荷時に、適切なTiControllerに接続されるように、既に cc-info (CCインフォ)を設定済みですので、原則DHCPサーバからのアドレスが取得できていれば、自動的にTiControllerに接続されますが、TiController側に保存されている設定が、TiFRONT-APに適用されてしまいますので、設置前に必ず確認をお願い致します。
次の通り、TiContoroller側のAccessPoint Settingがルータモードでご利用になっていることをご確認下さい。APをブリッジモードで運用したい場合は、「TiFRONT-APをブリッジモードに変更する方法」をご参照下さい。
ルータ・モードになっていて、かつLAN側のDNS設定を正しく設定して下さい。
出荷時設定(ルータ・モードとDHCP参照)にて、直ぐに使用できるネットワーク一覧
ルータまたはxDSLモデムの直下にUTMがあるネットワークへの接続例
TiFRONT-CSの空きポートか、または下位に接続されたハブへの接続でもOK
ルータにあるLANポートにAPを接続して下さい。
TiFRONT-APからTiControllerへの通信時に利用されるポート番号について:
TiControllerにうまく接続できない場合 (TiFRONT-CSを設置していない環境の場合)は、UTMのファイヤーウォールの設定でINからOUT方向に対し、次のポート番号が利用できるようにOPENにしておく必要があります。
ポート番号 | IN/OUTバウンド | データ内容 | プロトコル | 暗号化方式 |
---|---|---|---|---|
443 | OUT | ファームウェア更新、リモートCLI接続 | WebSocket Secure | TLS |
9000 | OUT | TiControllerとの連携等 | WebSocket over TLS | TLS |
9001 | OUT | 設定の適用 | WebSocket over TLS | TLS |
9002 | OUT | イベントの受信 | WebSocket over TLS | TLS |
TiFRONT-APの正常性の確認方法
APのステータスは、天面に1つだけあるLEDで確認できます。
紫色点灯
設定IPに障害が起こっている状態
消灯
電源オフ
赤色点灯
起動中
橙色点灯
WANポートリンクがリンクダウンしている状態
緑色点灯
正常に10/100/1000Mbpsリンクインターネットに接続している状態