TiFRONT-APが、TiControllerに接続できない

Post Date   :   2022.07.13

Category  :  ナレッジベース

※この記事はTiFRONT-APのファームウェア ver1.4.2 用です。

TiFRONT-APのWANポートはデフォルトDHCP参照となっております。通常、電源を入れると約1分ほどでWANポートに接続されたLANケーブルの先にあるルータ(またはモデムor ONU)やゲートウェイ機器にDHCP Discovery/Requestパケットが流れることにより、DHCPサーバよりIPv4を取得するようになっています。

設置先では、様々なケースが考えられます。このケースでもDHCPサーバが無いか、またはフィルタリングされていることにより、現場でIPが取得できず、LAN側のデフォルトIP 192.168.1.254にアクセス後、動作モードをブリッジにしてしまいました。この操作ミスに、TiControllerへの接続が一切できない上、ローカルUIにログインもできない状態に陥りました。

1: Resetボタン10秒間長押しによる工場出荷時設定(リセット)

WAN側のIPを設定しないままでDHCPサーバが参照できないネットワークにて、動作モードをブリッジモードにしてしまうのは失敗です。ブリッジモードに設定すると、TiFRONT-APはLANポートのMACは無効化してしまいます。そして、WANポートのデフォルトはDHCPサーバが無い場合、IPv4を持っていません。

例え、デフォルトのSSIDである「TiFRONT_2G」または「TiFRONT_5G」に接続をしたとしても、無線クライアントのIPはリンクローカルアドレスの169.254.xxx.xxxになるだけですので、この場合の回復手段は、リセットしかありません。

但し、工場出荷時設定にすると、TiControllerのURL設定内容と、接続設定が無効になりますので、必ず修正を行って下さい。(参考画像次の通り)

TiControllerアドレスは、ご契約先によっては下記画像の通りでは無い可能性があります。 お客様がお持ちのクラウドサーバへログインする時のURLに従って修正して下さい。

1:TiControllerのURLを入力する
システムの管理メニューのTiControllerを開きます。TiController使用=有効に設定し、Server Addressに正しいURLを入力します。ポート番号は9000でOKです。