fp3.1 TrapServer起動手順
Post Date : 2021.04.01
Category : Lantronix TN
focalpoint3.1 には、IONシャーシを管理するためのプログラム以外に、SNMPトラップサーバーのソフトウェアも内蔵されています。SNMPトラップサーバのソフトウェアは起動後Windowsのタスクトレイに常駐されます。
この手順では、IONシャーシを管理する前に、SNMPトラップを受信するためのSNMPホスト・プログラムを起動すると共に、Trap ビューワを表示させる手順だけを説明しています。
- なお、focalpointソフトウェアの起動が未だという方は、こちらの起動手順を参照して下さい。
1. Trap Serverというボタンをクリックして下さい。(下の画像はクリックすると拡大表示できます)
約10秒後に、Trap Server ウインドウが起動されます。下の画像の通り:
まず、初期設定の通りで問題無いか、このウインドウ内の設定内容を確認して下さい。
- Server IP :対象のPCがSNMPトラップを送信する宛先ホストとして、送信元となるIONMMのTrap Hostのリストにコミュニティ文字列と共に登録されている必要があります。
- Server Port : セキュリティ上の理由でUDPポート番号を変更したい場合は、変更できます。但し、IONMM側やPCのファイヤーウォール上でも同じ設定になっている必要があります。
- Log File Size (KB) :トラップサーバ・ソフトウェアが記録するローカルのファイルで、テキストで保存されます。すぐ下にあるLog Directory に記載されている通り、デフォルトのログ・ファイルの格納場所は、”C:¥Program Files (x86)¥FocalPoint3.1×86¥log” (32ビット版)です。ファイルサイズについては、初期設定が1MB(1024KB)ですが、ここで設定する対象のファイルは、「TN_TrapServer.log」のことで、SNMPエージェントから送信されるインフォメーションやDEBUGログを除いたログを示しており、重要な設定ではありません。SNMPのトラップそのものは、同ディレクトリ内に20~30ファイルが作成され、1つのファイルは約5MBになっています。そのため、ここで指定するべきサイズは特にありません。初期設定のままで結構です。
- Log Directoryの変更は推奨されていません。
ウインドウ内の項目の修正があった場合は、まずApplyボタンをクリックして下さい。
準備が宜しければ、Start Server ボタンをクリックして、Trapサーバとして起動完了させます。
Trap viewer をクリックして、ビューワー表示することで、作業は完了となります。
このトラップ・ビューワに関して、基本的に利用可能なボタンや項目の説明は次の通りです:
- Traps タブでは、Trap ビューワー上での表示フィルタリングや、Saveで現在表示しているTrapのテキスト保存。Openは保存したテキスト・ファイルの呼出(別ウインドウに展開される)、表示トラップのClear(全消去)、印刷などです。Helpは動作しません。
- Notification タブは通知の設定など、ルールを定義付けし、特定のTrap(例えば、Link-downまたはLink-upのTrap)が発生した時、画面の右下にHintウインドウを表示することが出来ます。SMTPサーバがローカルにある場合は、特定のTrap受信時にメールによる通知を行うことが出来ます。SMTPサーバがある場合は、Email Profileのウインドウでの設定が事前に必要です。
Trap Viewer(トラップ・ビューワ)の起動の説明は以上です。