IONMM側のSNMP設定(Web-UI または fp3.1)

Post Date   :   2021.04.02

Category  :  Lantronix TN

SNMPトラップの送信先の登録には、コミュニティ文字列の定義とSNMPホストおよび宛先ポート番号の登録が必要です。IPv4ホスト1台に対して、1つのコミュニティ文字列で登録を行います。

  • focalpoint 3.1を使用する場合のSNMP対応バージョンは、v1 または v2Cのどちらかです。
  • IONMMは、v1/v2C/v3 いずれにも対応しています。v1 または v2Cの選択の違いによって変化することは特にありません。

ここでは、IONMMのWeb-UIとfp3.1上でのSNMPホスト登録手順をv1 または v2Cを指定して説明しています。

WEB-UIでの最初の設定は、SNMP:General タブにて、コミュニティ文字列の設定。

p3.1での設定も同じく、SNMP:Generalにてコミュニティ文字列と権限の設定を行います。

コミュニティ文字列アクセスモード:権限
publicRead-Only (読み出しのみ)
privateRead & Write (読み書き可能)
  • focalpoint3.1での画像では、読み書き可能なコミュニティ文字列を追加しています。
  • 使用しないコミュニティ文字列は削除できます。
  • 既存の定義文字列に対して、項目別の修正はできませんので修正がある場合は、一旦削除して、入力し直して下さい。

WEB-UIによるトラップ送信先の登録画面は、SNMP: Trap Hostsタブ @IONMMの場合

fp3.1によるトラップ送信先の登録画面は、同じくSNMP:Trap Hosts タブ @focalpoint3.1の場合

  • Trap Version:V1 または v2Cが選択できます。v2Cにすることで、Informを選択できますが、選択する必要性は全くありません。
  • IP:トラップの送信先のPCのIPアドレスです。
  • Port:通常162番を使用します。
  • Community/Security Name:コミュニティ文字列はアルファベット、数字、記号なども使用可能です。
  • Trap/Inform:Trapを選択して下さい。
  • Timeout(Centisecond), Retry Times:この設定は宛先となるホストが遠方にあって、Ping応答でも2秒以上かかる場合にのみ設定を入力して下さい。通常は何も入れない。

トラップ送信先のサーバでのfirewall設定については、こちらのページを参考としてください。