fp3.1:管理するシャーシの追加

Post Date   :   2021.04.01

Category  :  ナレッジベース

focalpoint v3.1で管理するシャーシに搭載されているIONMMの管理IPアドレスとコミュニティ文字列を指定することで、管理するシャーシ内に含まれている電源モジュールや通信カードのリンク状況や電源の供給量などの情報をシャーシ毎に見ることが出来ます。

追加した管理シャーシのグラフィカルなインターフェース例

次の手順で管理するシャーシを追加することが出来ます。必要な情報は次の通りです:

  • IONMMのIPアドレス(IPv4/IPv6)
  • SNMPのバージョン (IONMM側での設定が必要、以下同)Trap Hosts設定でどのバージョンを指定しているか?
  • Read Onlyのコミュニティ文字列
  • Read/Writeのコミュニティ文字列
手順1:ToolsメニューのDiscover Transition Agents… を開きます。
手順2:Configをクリックして下さい。
手順3:SNMPトラップ受信ポート(デフォルトUDP161番)、SNMPバージョンを選択後、コミュニティ文字列を2箇所正しく入力して、Saveボタンをクリック。
  • IONMMのIPv4に対してPingを行い、Replyが1秒以上かかる場合は、Timeoutを5secにして下さい。うまく行かない場合は、リトライ数を増やして下さい。
  • SNMPバージョンは、Trap Hostsを追加した時に指定したバージョンと一致させる必要があります。
  • Read Community および Write Communityのいずれも、デフォルトは”private”のはずです。変更している場合は、変更されたコミュニティ文字列を2箇所=同じ文字列で入力して下さい。
手順4:IPv4アドレスを個別指定するか、複数ある場合は、IP Rangeタブで範囲指定します。予めすべてのIONMMにはPingコマンドで疎通確認をして下さい。準備が出来たら、Startボタンをクリックします。
この画面は、個別IP指定にてIONMMを探している最中の画像です。
エラーとして「Unknown Device」となってしまった場合は、Configの設定を見直して下さい。コミュニティ文字列がIONMMの設定と異なっているのが原因です。あるいは、IPアドレスが間違いです。
手順5:登録が成功したら、Discovered (発見した) の表示となります。Closeボタンをクリックして下さい。

以上でfocalpoint3.1ソフトウェアに管理シャーシの登録が完了しました。