光メディアコンバータで、他社の光トランシーバで相性の悪いものか、使用できないものはありますか?

Post Date   :   2023.09.04

Category  :  ナレッジベース

当社では、各SFPまたはSFP+スロットの製造メーカーそれぞれで対応が異なっております。

Arista Netwroksについて

Arista Netwroks 製品のSFP/QSFPトランシーバは、メーカー専用のモジュールのみが受け入れられます。この特徴は、Cisco製スイッチなどと同じく、同一ID識別による制限のある製品です。


Fortinet 製品について

FortiGateやFortiSwitchで使用可能なSFP/SFP+トランシーバ・モジュールは、マルチソースアグリーメント(MSA)に準拠しているSFPであれば問題ありませんが、原則ID識別の無いどのメーカーでも同じく、同一の販売元ベンダー以外の製品は、その動作が保証されない事がありますのでご注意下さい。


Piolink 製品について

Piolink社製のCS2710GシリーズまたはCS2628GXなどにあるSFPスロットまたはSFP+スロットにつきましては、特に固有メーカーのID識別はありませんので、マルチソースアグリーメント(MSA)に準拠しているSFPであれば問題ありませんが、カッパー型(RJ-45)のトランシーバに関しては、オートネゴシエーションの無効制限を持っているスロットが一部あります。その関係で、カッパーのトランシーバを使用する時、ケーブル未接続であってもリンク認識をしてしまうケースがあります。これについては別のナレッジベース記事で説明を追記致します。

TiFRONT-CSスイッチのSFPスロットに copper SFPを挿入して使用した時、オートネゴがいつまで待ってもリンク出来ない件 【この記事閲覧はPIOLINK製品の登録が必要】


Lantronix (旧トランジション)製品について

マルチソースアグリーメント(MSA)に準拠しているSFPであれば問題ありません。なお、産業用製品で使用する場合は拡張動作温度(-40℃~+85℃に対応した)対応のSFPトランシーバが必要です。事前検証のために無償貸出サービスをご利用ください。

SI光ケーブルはご利用できません。

昔のプラスチックファイバーも利用できません。(対応製品がありません)

原則、IEEE802.3 標準に適合する製品同士(例えば、100BASE-FX製品同士の場合、IEEE802.3u および 802.3x に相互の製品メーカーで適合している場合は、問題無く使用できますが、光モードや光波長なども相互に一致していることが必要となりますので、分からない場合は他社の型番などと共にメールでお問い合わせ下さい。